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せいりょう園介護理念―その2 尊厳



適者生存の自然社会で高齢期まで生きる人は、正に社会生活の適者です。認知症や要介護となっても、経験により培った生活力や生命力を発揮して自由に懸命に生きます。其処に人の尊厳があります。内に秘めた力を見極め、それを存分に発揮できる環境を整え、主役として人生を終える姿を見届けるのが、高齢者の尊厳を支える介護の専門性です。


 人は自然界に属し、社会に「参加」して生きています。自然界は弱肉強食・適者生存の世界です。自然は時に恐ろしい力で人間に襲いかかります。人間社会もまた多くの不合理・不条理を孕み、人は多くのストレスを感じながら生きていきます。要介護となった高齢者が、わが身を嘆き悲しみ、心の整理がつかない間は、その持てる能力を充分には発揮出来ず、その行動も混乱し、家族や介護者を困惑させます。この時期の行動が介護を困難にし、介護量を増やし、介護を迷惑や犠牲や負担と表現する根拠にもなります。
障害を持ち介護を要する身であることを肯定し、受容するとき、人は残る機能を存分に発揮しようとする意欲を持ち、努力し始めます。そのとき、同じ状態であっても必要とする介護量は減少し、家族や知人も快く介護に参加し始めます。

 要介護高齢者に障害の受容を促し、生身の体が持つ生き抜く力を見極め、その力を信頼し、その力に任せ、家族や知人も交えて最期の瞬間まで見届けるのが、プロの介護者の「ケア」です。




せいりょう園介護理念−その3


せいりょう園介護理念−その4

せいりょう園介護理念−その5

せいりょう園実習要綱


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